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【19】
かや
榧榧の実や近江ぶりなる棟そびえ
(水原秋桜子)ふくろうの宵々なきし榧の樹の うつろもさやに照る月夜かも(長塚 節) 常緑高木。雌雄異株。蚊やりをするからだといわれる。
高さ30m、直径2mになる常緑照葉樹林の中に散生し、
岩手県、山形県以南、四国、九州、韓国済州島に分布する。
4、5月に開花する。材は辺材と心材の区別は不明瞭。
黄白色で香気あり、年輪は狭く比重は0.5、針葉樹としては
重い。加工容易で保存生が高く、水湿に良く耐え良材である。
大木から取った無節の柾目材は油気多く、弾力性がある。
こうした榧材で作った碁盤は、石を打っても肩がこらず、
盤面もしばらく置けばへこみが再び元へ戻る特性が
あって、最高級品である。しかし、大木は樹齢数百年の
ため貴重。宮崎県産は特に喜ばれる。榧はまた風呂桶など
の 浴室用材、彫刻材、算盤の珠、建築材では床柱に
使用される。果実は約3cm、十二指腸虫の駆除に効が
ある。胚乳に多量の脂肪油が含まれ、食用油、整髪油、
塗料等の利用も多い。「カヤ」の語源は葉をくべて
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