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【42】
しきみ
持って死ねなんだらしい銀行から樒
(西尾 莱)悲しみの中で樒の数を読み(中尾飛鳥)奥山の樒が花の名の如や しくしく君に恋ひわたりなむ(大原真人今城 万葉集) 常緑小高木・
高さは2m〜10m、杖や葉を切ると一種の香気がある。
本州、四国、九州、沖縄、台湾、中国に分布する。
この木の皮や葉を乾燥し粉末にしたものを仏前の焼香
や線香等に用いる。抹香臭いという言葉はこのシキミ
の香りの事でぁる.仏前や墓に木を供え、寺院の境内
等にも植えられ、「コゥノキ、(香ノ木)」、「ハナノキ」
と呼ばれるが、これは花が美しいのではなく
墓前や仏前に供花するからで、上代から日本人の
間で親しまれてきた木である。
果実には毒成分があり、和名の「シキミ」は悪しき
実の意味で“ア”が略され「シキミ」になったといわ
れている。材は念珠、洋傘の柄、寄木、木象験に使用
される。
3月から4月にかけ、直径3cm前後の淡黄色の花を葉の
つけ根につける。果実は袋果で扁平で2〜2・5cmになる。
外部柔かく秋に熱してそれぞれ内側から裂開し黄褐色
で光沢のある種子を勢いよくはじき出す。
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